クレカの注意点
社会人になる皆さんは、遅かれ早かれクレジットカードを持つことになると思います。
その時に注意してほしいことを2つほど紹介したいと思います。
クレカは借金
1つ目の注意点は、「クレカは借金である」ということです。
一例として、楽天カードの場合、1日から末日までの利用金額は、翌月の27日に口座から引き落とされます。
つまり、商品の代金の支払いを、最大で2か月間後回しにすることが可能ということです。
あくまでも、「借金」ということを意識しながら、クレジットカードを使うようにしてください。間違っても2か月後の自分が何とかしてくれるだろうなんて思わないように!
もし、計画的に使うことが苦手な場合は、クレジットカードではなくデビットカードの利用を検討すると良いと思います。
借金を助長してきます
2つ目は、クレジットカード会社が用意している様々な「罠」に関するお話です。
リボ払い、支払い名人、まるごとフラットリボなど、名称は会社によって違いますが、いわゆるリボ払いを利用するときは、しっかりと考えてから使うことをお勧めします。
リボ払いは、ほとんどの場合で実質年利15%程度が設定されています。これは、消費者金融の利息と同じくらいの利息です。(参考:三井住友カード)
自動リボ払い設定にすると、年会費が安くなったり、還元率が高くなったりという特典が付いてくることがありますが、これらの特典はクレジットカード会社が用意した、リボ払いへ誘導するための罠ということを忘れずに、クレジットカードを利用するようにしてください。
信用情報は共有されています。
あまり難しいことを書いても仕方ないので、結論だけを書くと「ほぼすべての銀行・携帯電話会社・クレジットカード会社・消費者金融等の、特定の人の信用に対してお金を貸している会社」は、その会社同士で、支払いの延滞情報・キャッシング枠の情報・今借りているお金の総額・クレカなどの申し込み情報などを共有しています。
詳しく知りたい人は、個人信用情報機関(CIC、JICC、KSC)について調べてみると良いと思います。
個人信用情報機関は、多重債務による破産などを防止し、消費者を保護する役目を負っている反面、特定の会社への支払いの延滞をした場合に、その情報が共有され、一定期間、クレジットカードが作りにくくなったり、住宅ローンが組みにくくなるなどのデメリット(お金を貸す会社を保護している)が存在しています。
クレジットカードを使ったり、一時的にでもお金を借りる際には、延滞したらその事実がしっかりと残り、その後さまざまな場面で不利になる可能性があるということを覚えておいてください。
ご利用は計画的に(まとめ)
クレジットカードというものはものすごく便利な反面、扱いを間違えるととんでもないことになります。
ほとんどの会社で、一時的に支払いが難しい人を助ける制度が存在します。が、既に延滞をしていると、その制度を利用できない場合があります。支払いが難しそうってなった場合は、できるだけ早く、その支払先の会社に相談することをお勧めします。
また、すべてのお金を貸している会社は、個人信用情報機関に加盟しているということを忘れないでください。延滞情報は、完済から5年間残り、自分に不利に働きます。
ぜひこれらのことを忘れずに、上手に「個人信用情報」というものを扱ってください。
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