【1-3】高専における勉強内容

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高専で勉強すること

高専における勉強内容は、一般科目(文系)一般科目(理系)専門科目に分類することができます。

一般科目(文系)

主に低学年(~3年次)に組み込まれている科目が、一般科目(文系)です。

学習内容としては、「社会人として最低限知っていないといけないこと」を、凝縮して教えられます。

一例として沼津高専では、5年間で

国語(6)、古典(1)、文学系(4)、歴史(4)、地理(2)、総合的な社会(2)、保健体育(6)、美術(1)、音楽(1)、法律・経済(2)

※()内は単位数

が、文系科目のカリキュラムとして構成されています。

本当に最低限の教養を凝縮して教えられている感じがしますよ….

一般科目(理系)

主に、1年次から4年次までまんべんなく、かつ膨大にカリキュラムに詰め込まれているのが、理系科目です。

学習内容としては、「専門科目で用いる理系の知識」を高速かつ凝縮して教えられます。

一例として、沼津高専では、5年間で

数学(18)、物理(5)、化学(2)、英語(17)、ドイツ語(2)、選択外国語(2)

が理系科目のカリキュラムとして構成されています。

単位数を見ただけでも、高専では「数学」と「英語」を重点的に勉強することが分かると思います。

他の科目にも言えることですが、特に、「数学」と「英語」は積み重ねていく科目です。1年次で数学や英語に躓くと、2年次以降苦労しますし、数学や英語に割り当てられている単位数はとても多いので留年の危機に晒されます。

また、数学や物理の一部の科目は、専門科目としてカリキュラムに構成されている場合があるのでご注意ください。

専門科目

1年次から5年次まで、くさび形に割り当てられているのが、専門科目です。

具体的な単位数を書くと、

こんな感じに、学生を学年が上がるごとに追い込んでいくカリキュラムが構成されています。

専門科目における学習内容は、各高専の各学科によって違うので、ここで言及することは避けます。

もし、専門科目の学習内容を覗いてみたければ、高専機構のWEBシラバスを見てみると良いと思います。

シラバスとは、各科目の到達目標や授業日程、評価割合などを示した、先生と学生の間の授業に関する約束が書かれた紙です。

まとめ

高専における勉強内容をまとめてみました。具体的な授業内容に興味があれば、高専機構の高専WEBシラバスを見てみてください。

高専で卒業するためには「数学」「英語」「専門科目」の単位を確実に取りに行く必要があることがお分かりいただけたでしょうか。

参考までに、沼津高専では、卒業するために、一般科目75単位以上、専門科目82単位以上を含む、167単位以上を取得する必要があります。総開講授業が178単位に対し、167単位を取る必要があるので結構ハードですよね…




※本文中の沼津高専における単位数を示したものは、2020年度の沼津高専の学生生活の手引きより引用

※いろいろなところの数字が合わないと思います。誤解が生じない範囲で省略をしている科目があるためです。(海外語学研修や留学生向けの科目、特定の学科向けに実施される一般科目など)

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