高専寮とは
高専の特徴として良く挙げられるのが、「高専寮」です。
ほとんどの国立高専には寮が併設されており、学校によっては低学年で全寮制(=入学時に入寮が義務付けられる制度)が敷かれている場合もあります。
高専寮について、その概要や、良さ・悪さなどを紹介していきます。
高専寮の概要
一例として、沼津高専寮では、
寮⽣活の意義は、規律ある共同⽣活を⾏うことにより 5 年⼀貫教育の充実を図り、将来にわたる⼈間形成に資することにある。
令和2年度沼津高専学生寮・寮生活の手引き
と書かれています。
高専生のほとんどは将来技術者として活躍をします。そして、どこの企業であろうと、技術者はチームワークにより製品を完成させます。その時に求められるチームワーク能力を向上させるために、「寮」というものが設置され、学生は寮で共同生活を送ります。
寮ではほとんどの時間を、同室の相方や階のメンバーと共に費やします。家とは違い完全なプライベートの時間というものは取りにくくなります。
また、寮では数百人が共同生活を送るための、家とは違う様々な規則や規制があることをしっかり頭に入れたうえで、入寮するかを決める必要があります。
高専寮に入るメリット・デメリット
メリット
- 寮生活で得られる唯一無二の経験をできる
- チームワーク能力が高まる
- 課題が分からなければ向かいの部屋にいる先輩に聞ける
- 下宿に比べ安い
- 学校に近い
デメリット
- 24時間同じメンバーと顔を合わせる
- プライベートの確保が難しい
- 規則・規制が厳しい
- 先輩からの指導があるときもある
- 時間制限(食堂・風呂・点呼)
- 運動不足になる
入寮すべきか否か
私は、1年次だけでも入寮することをお勧めします。
寮という未知の世界に踏み込みたくない気持ちもわかりますが、寮の生活に慣れてしまえば、寮が楽しくなってきます。
そして、1年間だけであったとしても、寮生活で得られた経験は生涯生かされると思います。
もし、寮に入るかどうか悩んでいるのなら、だまされたと思って寮に入ってみることをお勧めします。
まとめ
慣れれば寮は楽しいです。
個人的には、寮の最大のメリットは朝8時30分まで寝てて良いことだと思います。やっぱ学校と近いとめっちゃ楽です。忘れ物もすぐにとりに行けますしね。
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