【3-6】高専生が外部単位を取るべき理由

スポンサーリンク

外部単位とは

外部単位制度とは、各高専が定めた国家資格等を取得したときに、その高専における単位として認定する仕組みのことを指します。

準拠法は、文部科学省令高等専門学校設置基準第二十条です。

第二十条 高等専門学校は、教育上有益と認めるときは、学生が行う大学における学修その他文部科学大臣が別に定める学修を、当該高等専門学校における授業科目の履修とみなし、高等専門学校の定めるところにより単位の修得を認定することができる

外部単位制度の種類

各高専は主に2種類の外部単位制度を採用しています。

別途認定型(※私が命名)

各高専が定めた国家資格等を学生が取得した際に、授業の単位とは関係ない単位を認定するのが、別途認定型です。別途認定型を採用している一部の高専では、外部単位による単位を卒業認定の際に単位として扱わない場合があります。

また、別途認定型の場合、外部単位を取得している場合、高学年における選択科目の一部を履修しなくても卒業できる状態となります

授業単位認定型(※私が命名)

各高専が定めた国家資格等を学生が取得した際に、高専の授業の単位を認定するのが、授業単位認定型です。

授業単位認定型を採用している場合、国家資格等により認定された単位に相当する授業への参加が免除されることとなります

主に、英語の資格を取得した場合、高学年の英語の授業の単位が認定される傾向があるように思えます。

取るべき理由とおすすめ資格

取るべき理由

基本的に損をする人がいないからです。学校が単位を認定する資格は、実際の現場でよく使われている資格が多く、その資格を持っていて損をすることはありません。

また、夏休みや春休みなどの長期休暇の暇な時間に、資格勉強をして資格を取れば、長期休暇を単位に変えることができます。

学生にとっては、現場で使われている資格を手に入れることができるとともに、単位も認定されることで、ダブルメリットを享受することが可能です。

おすすめ資格

詳しくは、私のブログの方(【高専生】が在学中に取るべきおすすめ資格|asyano.jp)で詳しく紹介しています。ここでは、その中で特に重要な資格を紹介しています。

【高専生】が在学中に取るべきおすすめ資格 | asyano.jp
現役高専生が、高専在学中に取るべき資格を紹介します。資格を取るメリット・デメリット外部単位になる外部単位とは、主に国家資格を取得した際に、その資格の難易度に応じて学校が単位を発行してくれる制度です。この制度を利用すると、4・5年生で、選択科目を少なく受講しても卒業が可能な状況になり、卒研などに充てる時間を増やせます。あ...

危険物取扱者

多くの高専で、危険物取扱者の内の、乙4を取れば単位を認定されます。

乙四資格は、汎用性が高く、多くの工場で求められる国家資格です。

高専生にとって、持っていて損をすることはないと思います。

英語系資格

英語系の資格は、就職後も求められる資格であるとともに、編入学試験の際にも求められる資格です。

多くの技術的な資料は英語で書かれており、英語ができて損はありません。

一部の高専では、英検1級やTOEIC860点以上を取得した際に7単位を与えるなど、英語の重要性がうかがえます。

まとめ

高専の外部単位制度についてまとめました。

高専における外部単位制度は、大学における同様の制度に比べて充実している場合が多く、高専生はこの制度を活用するべきだと思います。

「○○高専 外部単位」などで検索して、自分の高専で認められる国家資格等を見てみると良いと思います。

※国家資格等とは、民間資格・公的資格を含む各高等専門学校が外部単位認定資格として定めている資格のことを指します。

現役高専生へ
スポンサーリンク
高専情報局

コメント

タイトルとURLをコピーしました